エアロゾル化可能な薬物製剤用レセプタクル
专利摘要:
薬物製剤を蓄えるための物品。1つまたは複数の実施形態において、本発明はエアロゾル化可能な製剤のためのレセプタクル(125)を備え、前記レセプタクルは約100ミクロンから235ミクロンまでの範囲内の壁厚を有し、前記レセプタクルは穿刺可能であって前記レセプタクル内部における製剤の逃げおよび分散を可能にする。また、吸入用に製剤をエアロゾル化する方法およびこのような製剤をエアロゾル化するためのシステムも提供する。 公开号:JP2011505905A 申请号:JP2010536940 申请日:2008-12-04 公开日:2011-03-03 发明作者:スコット・チュウ;レオ・チャン 申请人:ノバルティス アーゲー; IPC主号:A61M13-00
专利说明:
[0001] 本発明は、エアロゾル化可能な薬物製剤用レセプタクルに関する。] 背景技術 [0002] 患者の効果的な治療処置に対するニーズによって、薬物製剤の様々な投与技術が開発されてきている。従来の技術には、ピル、カプセル、エリキシル剤またはこれらに類似する形式の薬物製剤の経口投与が含まれる。しかしながら、事例によっては経口投与が望ましくない場合がある。例えば、多くの薬物製剤は、体内に効果的に吸収され得る前に消化管内で劣化することがある。エアロゾル化された薬物製剤が患者により経口または経鼻式に吸入されて薬剤が患者の呼吸器へ届けられる吸入式の薬剤送達は、特に効果的かつ/または望ましい代替法であることが証明されている。例えば、ある吸入技術において、エアロゾル化された薬物製剤は、肺等の呼吸器の一部へ局所的な治療的緩和を与えて喘息、肺気腫および嚢胞性線維症等の疾患を治療する。別の吸入技術では、薬物製剤は患者の肺の深部まで届けられ、薬剤はここで血流内へ吸収される場合がある。吸入デバイスは、乾燥粉末製剤をエアロゾル化するデバイスを含む、多くのタイプが存在する。] [0003] 吸入デバイスの1つのタイプは、カプセルに蓄えられている、活性剤または活性薬剤等の製剤をエアロゾル化する。例えば、粉末の一用量または一用量の一部はカプセルに蓄えられてもよく、このカプセルは、薬物製剤をエアロゾル化することができるエアロゾル化デバイス内に挿入されてもよい。カプセルは、エアロゾル化デバイス内に挿入された後に開かれ、薬物製剤を暴露させる。カプセルの開放は、例えば、カプセルの穿刺、切断または引裂によって実行されてもよい。カプセルが正しく開放されてエアロゾル化のためのエネルギーが供給されると、薬物製剤はユーザによって吸入されてもよいようにエアロゾル化され、かつエアロゾル化された薬物製剤の一用量または一用量の一部はユーザの呼吸器へ届けられてもよい。] [0004] しかしながら、エアロゾル化デバイスを不適切に使用すると、投与される量が所望される薬物製剤量よりも少なくなる場合がある。例えば、カプセルがエアロゾル化プロセスの前に正しく、または完全に開放されなければ、エアロゾル化される薬物製剤の量は減らされる場合があり、または、エアロゾル化された薬物製剤の流れが不十分でユーザへ治療量等の望ましい量が届けられない場合がある。不適切な開放の影響は、ユーザがカプセルの開放を視覚的に点検できない、または視覚点検を嫌がる場合に拡大されることがある。よってユーザは、知らないままに薬物製剤の所望される量より少ない量を吸入する場合がある。さらに、カプセルに開口を生成するための鋭利な構成部品はカプセル内に不統一な開口を生成する場合があり、結果的に、エアロゾル化された薬剤の用量が統一されない可能性がある。] [0005] この技術における医薬品グレードのカプセルはしばしば不均一な壁厚を有し、機械的耐久性を理由として端の方が厚いことが多い。このようなカプセルは、しばしば端で壁厚にばらつきを有し、(大量ロットの場合のように)カプセル毎に変わる場合もあれば、カプセルの一方の端と他方の端とで変わる場合もあり、双方である場合もある。] [0006] 従って、容易かつ均一に開放することができて確実かつ反復可能な用量をもたらす、エアロゾル化可能な薬物製剤のためのレセプタクルを提供できることが望ましい。さらに、このような開放を、特殊設計の切断または穿刺エレメントの必要なしにもたらし得ることも望ましい。さらに、このような開放を高分子組成物等の様々なカプセル組成物を使用して、かつ温度および湿度等の一定範囲のレセプタクル貯蔵条件のもとでもたらすことも望ましい。] [0007] 本発明の1つまたは複数の実施形態は、上述のニーズのうちの1つ以上を満たすものである。] [0008] 従って、本発明の1つまたは複数の実施形態は、エアロゾル化可能な製剤を包含するように適合化された穿刺可能なレセプタクルを含み、前記レセプタクルは1つまたは複数の壁厚が均一な領域および/または壁厚が均一な範囲を備え、前記壁厚が均一な領域および/または前記壁厚が均一な範囲のうちの少なくとも一方は穿刺の原位置を含む。また、吸入用のエアロゾル化可能な製剤、および吸入用に製剤をエアロゾル化するためのシステムも提供される。本発明の諸実施形態の他の特徴および優位点については、以下の本発明の説明において述べるが、一部はその説明から明らかとなるものであり、または本発明の実施によって学習される場合もある。] [0009] 本発明の別の態様において、エアロゾル化システムは、レセプタクルを受け入れるように適合化されたチャンバを備えるエアロゾル化デバイスを備える。またこのエアロゾル化システムは、薬物製剤を含むレセプタクルも備え、前記レセプタクルは、穿刺または穿孔手段が前記レセプタクルに予め決められた穿刺力を加えると確実に開く壁部分を備える。] [0010] 本発明の別の態様において、薬物製剤をエアロゾル化する方法は、チャンバを備えるエアロゾル化デバイスを設けるステップと、薬物製剤を含むレセプタクルを準備するステップであって、前記レセプタクルは約100ミクロンから235ミクロンまでの範囲内の均一な厚さを含む1つまたは複数の領域を有する壁を備えるステップと、前記レセプタクルの均一な厚さを備える1つまたは複数の領域へ穿刺力を加えて前記領域内に1つまたは複数の開口を生成するステップと、前記チャンバ内で薬物製剤をエアロゾル化するステップとを含む。] [0011] 本発明の別の態様において、エアロゾル化装置は、約100ミクロンから235ミクロンまでの範囲内のほぼ均一な厚さを有する壁を備えるカプセルと、1つまたは複数の吸気口を有するチャンバを画定するハウジングであって、前記チャンバはエアロゾル化可能な薬物製剤を包含するカプセルを受け入れるようなサイズにされるハウジングと、前記ハウジング内部に存在しかつ穿刺部材を備える穿刺メカニズムであって、前記穿刺部材は、前記カプセル内に開口を生成するために前記カプセルのほぼ均一な厚さの壁を切断する際に有効な切断エッジを形成するように成形された前端を備える穿刺メカニズムと、前記ハウジングに関連づけられる端部であって、前記端部は、ユーザが前記端部を介して吸入することによりカプセル内に生成された開口からカプセル外へ出たエアロゾル化された薬物製剤を吸入してもよいように、ユーザの口または鼻内に受け入れられるようなサイズにされかつ成形される端部とを備える。] [0012] 本発明の別の態様において、薬物製剤をエアロゾル化する方法は、約100ミクロンから235ミクロンまでの範囲内のほぼ均一な厚さを有する壁を備えるカプセルを準備するステップであって、前記カプセルはエアロゾル化可能な薬物製剤を含むステップと、前記カプセルのほぼ均一な厚さの壁を通して穿刺部材を前進させ、前記カプセル内に開口を生成するステップであって、前記穿刺部材は切断エッジを形成するように成形された前端を備え、前記カプセル内への開口は前記カプセルの壁の一部が前記カプセルから外れた状態になることなく生成されるステップと、チャンバを介して空気を流すことにより前記薬物製剤をエアロゾル化するステップと、エアロゾル化された薬物製剤をユーザによる吸入の間にユーザの呼吸器へ投与するステップとを含む。] [0013] 本発明の1つまたは複数の態様において、カプセルは約100ミクロンから235ミクロンまでの範囲内のほぼ均一な厚さを有する壁を備え、エアロゾル化可能な薬物製剤を含む前記カプセルは、カプセル穿刺の有効性を高めるために鋭利な先端と鋭利でない後端とを有するカプセル開放部材を有する吸入デバイスと共に使用するために準備される。] [0014] 本発明の別の態様において、エアロゾル化システムは、約100ミクロンから235ミクロンまでの範囲内のほぼ均一な厚さを有する壁を備えるカプセルと、1つまたは複数の吸気口を有するチャンバを画定するハウジングであって、前記チャンバは前記カプセルを受け入れるようなサイズにされ、前記カプセルはエアロゾル化可能な薬物製剤を包含するように適合化されるハウジングと、前記ハウジング内部に存在しかつ穿刺部材を備える穿刺メカニズムであって、前記穿刺部材は、前記カプセル内に開口を生成するために前記カプセルの壁を切断する際に有効な切断エッジを形成するように成形された前端を備え、かつ前記穿刺部材は、後端が前端により生成される開口内へ挿入される際にカプセルの壁を切断しない非切断表面を有するように成形された後端を備える穿刺メカニズムと、前記ハウジングに関連づけられる端部であって、前記端部は、ユーザが前記端部を介して吸入することによりカプセル内に生成された開口からカプセル外へ出たエアロゾル化された薬物製剤を吸入してもよいように、ユーザの口または鼻内に受け入れられるようなサイズにされかつ成形される端部とを備える。] [0015] 1つまたは複数の実施形態において、本発明は、エアロゾル化可能な製剤を包含するように適合化されたカプセルを含み、前記カプセルはドーム形の上側部分と下側部分とを有し、前記上側部分または下側部分もしくは双方は壁厚が均一な領域および/または壁厚が均一な範囲を備え、かつ前記上側部分または下側部分もしくは双方は穿刺の原位置を含む。] [0016] 本発明の別の態様において、薬物製剤をエアロゾル化する方法は、約100ミクロンから235ミクロンまでの範囲内のほぼ均一な厚さを有する壁を備えるカプセルを準備するステップであって、前記カプセルはエアロゾル化可能な薬物製剤を含むステップと、前記カプセルの約100ミクロンから235ミクロンまでの範囲内のほぼ均一な厚さの壁を通して穿刺部材を前進させ、前記カプセル内に開口を生成するステップであって、前記穿刺部材は切断エッジを形成するように成形された前端を備え、かつ前記穿刺部材は、後端が前端により生成される開口内へ挿入される際にカプセルの壁を切断しない非切断表面を有するように成形された後端を備え、前記カプセル内への開口は前記カプセルの壁の一部が前記カプセルから外れた状態になることなく生成されるステップと、チャンバを介して空気を流すことにより前記薬物製剤をエアロゾル化するステップと、エアロゾル化された薬物製剤をユーザによる吸入の間にユーザの呼吸器へ投与するステップとを含む。] [0017] 本発明の1つまたは複数の態様においては、切断チップ等の特別に設計された切断または穿刺部品を使用することなく確実に開放できるレセプタクル、および確実かつ反復可能に開放できる複数のレセプタクルが準備される。] [0018] 1つまたは複数の態様においては、壁厚が均一である1つまたは複数の領域および/または壁厚が均一な範囲を有するカプセルが自己吸入型の乾燥粉末吸入器と共に準備され、前記吸入器は、前記壁厚が均一であるカプセル領域および/または壁厚が均一な範囲のうちの少なくとも一方の近くでカプセルを穿孔するように設計されかつ構成された1つまたは複数の穿孔部品を備える。] [0019] 1つまたは複数の態様においては、壁厚が均一である1つまたは複数の領域および/または壁厚が均一な範囲を有するカプセルが自己噴射型の乾燥粉末吸入器と共に準備され、前記吸入器は、前記壁厚が均一であるカプセル領域および/または壁厚が均一な範囲のうちの少なくとも一方の近くでカプセルを穿孔するように設計されかつ構成された1つまたは複数の穿孔部品を備える。] [0020] 1つまたは複数の態様においては、壁厚が均一である1つまたは複数の領域および/または壁厚が均一な範囲を有する少なくとも1つのカプセルと、乾燥粉末吸入器とを備えるキットが準備され、前記吸入器は、前記壁厚が均一であるカプセル領域および/または壁厚が均一な範囲のうちの少なくとも一方の近くでカプセルを穿孔するように設計されかつ構成された1つまたは複数の穿孔部品を備える。] [0021] 1つまたは複数の態様においては、壁厚が均一である1つまたは複数の領域および/または壁厚が均一な範囲を有する少なくとも1つのカプセルと、自己吸入型の乾燥粉末吸入器とを備えるキットが準備され、前記自己吸入型の乾燥粉末吸入器は、前記壁厚が均一であるカプセル領域および/または壁厚が均一な範囲のうちの少なくとも一方の近くでカプセルを穿孔するように設計されかつ構成された1つまたは複数の穿孔部品を備える。] 図面の簡単な説明 [0022] 本発明のこれらの特徴、態様および優位点は、以下の説明、添付の請求の範囲および本発明の例示的な特徴を示す添付の図面に関連してより良く理解されることになるであろう。しかしながら、これらの特徴は各々、本発明では単に特定の図面に関する状況においてではなく総体的に使用されることが可能であり、かつ本発明がこれらの特徴の任意の組合せを包含することは理解されるべきである。] [0023] 初期位置におけるエアロゾル化装置とレセプタクルとを示す略断面側面図である。 レセプタクル開放プロセスの始まりにおける、図1Aに示すエアロゾル化装置およびレセプタクルを示す略断面側面図である。 レセプタクル開放プロセスの間の、図1Aに示すエアロゾル化装置およびレセプタクルを示す略断面側面図である。 エアロゾル化プロセスの始まりの間の、図1Aに示すエアロゾル化装置およびレセプタクルを示す略断面側面図である。 エアロゾル化プロセスの間の、図1Aに示すエアロゾル化装置およびレセプタクルを示す略断面側面図である。 開放されていない状態および部分的に開放された状態における、本発明によるレセプタクルの1つのバージョンを示す略斜視図である。 開放されていない状態および部分的に開放された状態における、本発明によるレセプタクルの1つのバージョンを示す略斜視図である。 各々、部分的に開放された状態および開放された状態における、本発明によるレセプタクルの1つのバージョンを示す略斜視図である。 各々、部分的に開放された状態および開放された状態における、本発明によるレセプタクルの1つのバージョンを示す略斜視図である。 別のバージョンのエアロゾル化装置における、本発明によるレセプタクルを使用するレセプタクル開放およびエアロゾル化プロセスを示す略断面側面図である。 別のバージョンのエアロゾル化装置における、本発明によるレセプタクルを使用するレセプタクル開放およびエアロゾル化プロセスを示す略断面側面図である。 別のバージョンのエアロゾル化装置における、本発明によるレセプタクルを使用するレセプタクル開放およびエアロゾル化プロセスを示す略断面側面図である。 別のバージョンのエアロゾル化装置における、本発明によるレセプタクルを使用するレセプタクル開放およびエアロゾル化プロセスを示す略断面側面図である。 別のバージョンのエアロゾル化装置における、本発明によるレセプタクルを使用するレセプタクル開放およびエアロゾル化プロセスを示す略断面側面図である。 本発明の1つまたは複数の実施形態による穿刺部材またはチップを示す略断面側面図である。 本発明の1つまたは複数の実施形態による穿刺部材またはチップを示す略断面側面図である。 本発明の1つまたは複数の実施形態による穿刺部材またはチップを示す略断面側面図である。 本発明の1つまたは複数の実施形態による穿刺部材またはチップを示す略断面側面図である。 本発明の1つまたは複数の実施形態による穿刺部材またはチップを示す略断面側面図である。 は、本発明の1つまたは複数の実施形態による穿刺部材またはチップを示す略断面側面図である。 本発明の1つまたは複数の実施形態による穿刺部材の近接側面図である。 本発明の1つまたは複数の実施形態による穿刺部材の近接斜視図である。 本発明の1つまたは複数の実施形態による穿刺部材の近接斜視図である。 本発明の1つまたは複数の実施形態による穿刺チップの1つのバージョンを示す、穿刺部材の近接側面図である。 本発明の1つまたは複数の実施形態による穿刺部材の近接斜視図である。 本発明のエアロゾル化装置およびレセプタクルの一実施形態を示す略断面側面図である。 本発明のエアロゾル化装置の一実施形態を示す側面図である。] 図1A 実施例 [0024] 本発明は、別段の指摘がない限り、特定の装置、構造、製剤成分、薬剤投与システム、製造技術、投与ステップまたはこれらに類似するものに限定されず、これらが変わる場合のあることは理解されるべきである。この点に関連して、別段の指摘がない限り、化合物または成分への言及は、その化合物または成分自体のみならず、化合物の混合体等の他の化合物または成分と組み合わされた化合物も包含する。] [0025] 詳細な検討の前に、本発明の実施形態の理解を助ける意味で、下記の用語を定義しておく。] [0026] 本明細書で使用しているように、不定冠詞および定冠詞の単数形は、文脈により別段の決定づけが明らかでない限り複数形としての言及も包含する。従って、例えば「1つのリン脂質」という言及は、文脈により別段の決定づけが明らかでない限り単一のリン脂質のみならず、2つ以上のリン脂質の組合せまたは混合物も包含する。] [0027] 本明細書における「一実施形態」、「1つのバージョン」または「1つの態様」への言及は、文脈からそうでないことが明らかでない限り1つまたは複数のこのような実施形態、バージョンまたは態様を包含するものとする。] [0028] 活性剤が言及される場合、この用語は特定される分子実体だけでなく、製薬的に許容され、薬学的に活性である類似体も包含し、この類似体の例は、塩類、エステル、アミド、ヒドラジド、N−アルキル誘導体、N−アシル誘導体、プロドラッグ、共役体、活性代謝物および他のこのような誘導体、類似体および関連化合物を含むが、これらに限定されない。] [0029] 別段の指摘のない限り、数値的な壁厚は数学的平均である。] [0030] 本明細書で使用しているように、「自己噴射型の乾燥粉末吸入器」が指す吸入デバイスは、デバイス内にリザーバ形式または一回量形式で含まれる医薬組成物を患者による吸息努力のみに依存して分散しかつエアロゾル化するものではない。自己噴射型の乾燥粉末吸入器は、薬物組成物を分散してエアロゾル化するエネルギーを与えるための加圧ガスおよび/または振動または回転部品等の手段を備える吸入デバイスを含む。] [0031] 本明細書で使用しているように、「自己吸入型の乾燥粉末吸入器」が指す吸入デバイスは、デバイス内にリザーバ形式または一回量形式で含まれる医薬組成物を患者による吸息努力に依存して分散しかつエアロゾル化するものであり、薬物組成物を分散してエアロゾル化するエネルギーを与えるための加圧ガスおよび/または振動または回転部品等の手段を備える吸入デバイスを含まない。従って、自己吸入型吸入器は、専ら患者の吸息努力を用いてエアロゾル化エネルギーを供給する。] [0032] 本出願は本参照により、米国特許出願公開番号第2005−0056280号公報、第2005−0022813号公報、第2003−0106827号公報、第2005−0000518号公報および第2005−0150492号公報、および、米国出願連続番号第10/821,652号の全ての開示内容を組み込むものであり、前記出願は全て本明細書記載の発明と同じ所有者に属する。本明細書において参照される特許出願、特許出願広報または特許は各々、本参照によりその全体が開示に含まれる。] [0033] 本発明は、薬物製剤を蓄えるための物品に関する。本物品およびプロセスは、エアロゾル化可能な粉末薬物製剤または活性剤製剤をレセプタクルに蓄えるという文脈において示されるが、本発明は、他のプロセス、システム、物品および構成部品と共に、またはこれらにおいて使用されることが可能であり、本明細書に記述される例に限定されるべきではない。] [0034] 1つまたは複数の実施形態において、本発明はエアロゾル化可能な薬物製剤のためのレセプタクルを備え、前記製剤は前記レセプタクルを穿刺することによって放出され、前記レセプタクルは少なくとも約100ミクロンであるほぼ均一な壁厚を有し、前記1つまたは複数のほぼ均一な壁厚はレセプタクル穿刺手段と整合するような大きさにされかつ構成される。] [0035] 1つまたは複数の実施形態において、本発明はエアロゾル化可能な製剤のためのレセプタクルを備え、前記レセプタクルは約100ミクロンから235ミクロンまでの範囲内の壁厚を有し、前記レセプタクルは穿刺可能であって、前記製剤が前記レセプタクル内部へ逃げて分散することを可能にする。] [0036] 1つまたは複数の実施形態において、本発明はエアロゾル化可能な薬物製剤または活性剤製剤のためのカプセルを備え、前記製剤は前記カプセルを穿刺することによって放出され、前記カプセルは約110ミクロンから180ミクロンまでの範囲内の壁厚を有する。] [0037] 1つまたは複数の実施形態において、本発明はエアロゾル化可能な薬物製剤のためのレセプタクルを備え、前記製剤は前記レセプタクルを穿刺することによって放出され、前記レセプタクルは約120ミクロンから160ミクロンまでの範囲内のほぼ均一な壁厚を有する。] [0038] 1つまたは複数の実施形態において、本発明はエアロゾル化可能な薬物製剤または活性剤製剤のための複数のカプセルを備え、前記製剤は1つまたは複数のカプセルを穿刺することによって放出され、前記複数のカプセルの各々は約120ミクロンから160ミクロンまでの範囲内であるほぼ均一な壁厚を有する。] [0039] 1つまたは複数の実施形態において、本発明はエアロゾル化可能な薬物製剤のためのレセプタクルを備え、前記製剤は前記レセプタクルを穿刺することによって放出され、前記レセプタクルは、穿刺場所では約10ミクロンを超えて変化しないほぼ均一な壁厚を有する。] [0040] 1つまたは複数の実施形態において、本発明はエアロゾル化可能な薬物製剤のためのセルロースカプセルを備え、前記製剤は前記カプセルを穿刺することによって放出され、前記カプセルは約110ミクロンから180ミクロンまでの範囲内であるほぼ均一な壁厚を有する。] [0041] 1つまたは複数の実施形態において、本発明はエアロゾル化可能な薬物製剤のためのアルキルメチルセルロースカプセルを備え、前記製剤は前記レセプタクルを穿刺することによって放出され、前記カプセルは、約120ミクロンから160ミクロンまでの範囲内でありかつ穿刺場所では約7ミクロンを超えて変化しない壁厚を有する。] [0042] 1つまたは複数の実施形態において、本発明はエアロゾル化可能な製剤のためのレセプタクルを備え、前記レセプタクルは、約100ミクロンから235ミクロンまでの範囲内の壁厚を有する1つまたは複数の領域を備え、少なくとも1つの壁領域は穿刺可能であって、前記製剤が前記レセプタクル内部へ逃げて分散することを可能にする。] [0043] 1つまたは複数の実施形態において、本発明はエアロゾル化可能な薬物製剤または活性剤製剤のためのカプセルを備え、前記製剤は前記カプセルの1つまたは複数の壁領域を穿刺することによって放出され、前記カプセルは、約110ミクロンから180ミクロンまでの範囲内の壁厚を有する1つまたは複数の領域を備える。] [0044] 1つまたは複数の実施形態において、本発明はエアロゾル化可能な薬物製剤のためのレセプタクルを備え、前記製剤は前記レセプタクルを穿刺することによって放出され、前記レセプタクルは、約120ミクロンから160ミクロンまでの範囲内の壁厚を有する1つまたは複数の領域を備える。] [0045] 1つまたは複数の実施形態において、本発明はエアロゾル化可能な薬物製剤または活性剤製剤のための複数のカプセルを備え、前記製剤は1つまたは複数のカプセルを穿刺することによって放出され、前記複数のカプセルの各々は、約120ミクロンから160ミクロンまでの範囲内の壁厚を有する1つまたは複数の領域を備える。] [0046] 1つまたは複数の実施形態において、本発明はエアロゾル化可能な薬物製剤のためのレセプタクルを備え、前記製剤は前記レセプタクルを穿刺することによって放出され、前記レセプタクルは、穿刺場所では約10ミクロンを超えて変化しないほぼ均一な壁厚を有する穿刺可能な領域を備える。] [0047] 1つまたは複数の実施形態において、本発明はエアロゾル化可能な薬物製剤のためのセルロースカプセルを備え、前記製剤は前記カプセルを穿刺することによって放出され、前記カプセルは、約110ミクロンから180ミクロンまでの範囲内であるほぼ均一な壁厚を有する穿刺可能な領域を備える。] [0048] 1つまたは複数の実施形態において、本発明は薬剤等の粉末活性剤をエアロゾル化するためのシステムを備え、本システムは、1つまたは複数の吸気口を有するチャンバを画定するハウジングであって、前記チャンバはエアロゾル化可能な薬物製剤を含むカプセルを受け入れるような大きさにされているハウジングと、前記ハウジング内部に存在して穿刺部材を備える穿刺手段であって、前記穿刺部材は前記カプセル内へと開口を生成するために前記カプセルの壁を切断する際に有効な切断エッジを形成するように成形された前端を備える穿刺手段と、前記ハウジングに関連づけられる端部であって、前記端部は、ユーザが前記端部を介して吸入することによりカプセル保持手段内に生成された開口からカプセル外へ出たエアロゾル化された薬物製剤を吸入してもよいように、ユーザの口または鼻内に受け入れられるようなサイズにされかつ成形される端部とを備え、前記製剤は前記レセプタクルを穿刺することによって放出され、前記レセプタクルは、約100ミクロンから180ミクロンまでの範囲内でありかつ穿刺場所では約10ミクロンを超えて変化しない壁厚を有する。] [0049] 1つまたは複数の実施形態において、本発明は薬物製剤をエアロゾル化するための方法を含み、本方法は、前記製剤をカプセル等のレセプタクル内へ充填するステップであって、前記レセプタクルは穿刺場所において約100ミクロンから180ミクロンまでの範囲内である均一な壁厚を有するステップと、前記レセプタクルをチャンバ内へ配置するステップと、前記レセプタクル内へ穿刺手段を前進させ、これにより壁が穿刺されかつこれによりその内容物が吸入用に放出されるステップとを含む。] [0050] 1つまたは複数の実施形態において、本発明はエアロゾル化可能な薬物製剤のためのレセプタクルを備え、前記製剤は前記レセプタクルを穿刺することによって放出され、前記レセプタクルは、約100ミクロンから240ミクロンまでの範囲内であって穿刺場所では15ミクロンを超えて変化しない壁厚を有する。] [0051] 1つまたは複数の実施形態において、本発明はエアロゾル化可能な薬物製剤のための複数のセルロースカプセルを備え、前記製剤は前記カプセルを穿刺することによって放出され、各カプセルは約110ミクロンから180ミクロンまでの範囲内である均一な壁厚を有し、かつ前記壁厚は各カプセル間で約10ミクロンを超えて変化しない。] [0052] 1つまたは複数の実施形態において、本発明はエアロゾル化可能な薬物製剤のための複数のセルロースカプセルを備え、前記製剤は前記カプセルを穿刺することによって放出され、各カプセルは約100ミクロンから240ミクロンまでの範囲内である均一な壁厚を有し、かつカプセルの分布は、少なくとも99.7%のカプセルが約100ミクロンから約240ミクロンまでの範囲内の壁厚を有する類のものである。] [0053] 1つまたは複数の実施形態において、本発明はエアロゾル化可能な薬物製剤のための複数のセルロースカプセルを備え、前記製剤は前記カプセルを穿刺することによって放出され、前記カプセルは約100ミクロンから240ミクロンまでの範囲内である均一な壁厚を有し、かつカプセルの分布は、少なくとも95%のカプセルが約105ミクロンから約225ミクロンまでの範囲内の壁厚を有する類のものである。] [0054] 1つまたは複数の実施形態において、本発明はエアロゾル化可能な薬物製剤のためのセルロースカプセルを備え、前記製剤は穿刺手段で前記カプセルを穿刺することによって放出され、各カプセルは約120ミクロンから160ミクロンまでの範囲内である均一な壁厚を有し、かつ前記穿刺手段は、尖った部品、エッジの付いた部品またはこれらの組合せ等の任意の形式の鋭利な手段を備える。] [0055] 1つまたは複数の実施形態において、前記レセプタクルはセルロース系材料またはポリマ材料を含む。] [0056] 1つまたは複数の実施形態において、前記レセプタクルはアルキルセルロース、またはヒドロキシアルキルセルロース材料を含む。] [0057] 1つまたは複数の実施形態において、前記レセプタクルはドームまたは半球部分を含む。] [0058] 1つまたは複数の実施形態において、前記レセプタクルは卵形状を含む。] [0059] 1つまたは複数の実施形態において、前記レセプタクルは球形状を含む。] [0060] 1つまたは複数の実施形態において、前記レセプタクルは楕円形状を含む。] [0061] 1つまたは複数の実施形態において、前記レセプタクルの穿刺原位置は曲がった、または半球形の壁部分の近くである。] [0062] 1つまたは複数の実施形態において、前記レセプタクルの穿刺原位置は真っ直ぐな壁部分の近くである。] [0063] 1つまたは複数の実施形態において、前記レセプタクルの1つの領域は前記レセプタクル全体を含む。] [0064] 本発明のさらなる実施形態は、これまでに述べた任意の特徴、態様、バージョンまたは実施形態のうちの2つ以上を含む。] [0065] 図1A〜図1Eは、本発明によるエアロゾル化装置の一実施形態を符号100によって表現し、薬物製剤のレセプタクルまたはカプセル125と共に略示している。エアロゾル化装置100は、1つまたは複数の吸気口115および1つまたは複数の排気口120を有するチャンバ110を画定するハウジング105を備える。チャンバ110は、エアロゾル化可能な薬物製剤を包含するレセプタクル125を受け入れるような大きさにされる。開放メカニズム130は、チャンバ110内部で移動可能な開放部材、すなわち穿刺部材135を備える。排気口120の近く、または排気口120に隣接して端部140が存在し、端部140は、ユーザが排気口120と導通している端部140内の開口145を介して吸入してもよいように、ユーザの口または鼻内に受け入れられるようなサイズにされかつ成形されてもよい。或いは、端部140は、薬物製剤の吸入および送達を許容する任意の適切な患者インタフェースと流体連通している。] 図1A 図1B 図1C 図1D 図1E [0066] エアロゾル化装置100は、チャンバ110を介して流れる空気を利用してレセプタクル125内の薬物製剤をエアロゾル化する。例えば、図1Aから図1Eまでに示すエアロゾル化装置100の1つのバージョンでは、吸気口115を介して流れる空気を使用して薬物製剤がエアロゾル化され、かつエアロゾル化された薬物製剤は、それが端部140内の開口145を介してユーザへ送達されてもよいように排気口120を介して流れる。図1Aには、初期状態におけるエアロゾル化装置100が示されている。チャンバ110内にはレセプタクル125が位置合わせされ、レセプタクル125内には薬物製剤が包含されている。] 図1A 図1E [0067] エアロゾル化装置100を使用するために、レセプタクル125内の薬物製剤はエアロゾル化され得るように暴露される。図1Aから図1Eまでのバージョンでは、開放メカニズム130は、開放メカニズム130へ力150を加えることによってチャンバ110内で前進させられる。例えば、図1Bに示すように、ユーザは、開放または穿刺部材135がチャンバ110内のレセプタクル125に接触するように、開放メカニズム130の下面を押して開放メカニズム130をハウジング105内で滑動させてもよい。力150を加え続けることにより、図1Cに示すように、開放部材135は前進させられてレセプタクル125の前壁122に当接する。開放部材は、レセプタクル125内へ開口を設けるような方式でレセプタクル125に接触する1つまたは複数の(尖った、鋭利にされた、角度付けされた、ファセットを刻まれた、または鈍いものであってもよい)チップ152を備えてもよい。次に、開放メカニズム130は図1Dに示す位置まで引き戻され、レセプタクル125の壁を介して薬物製剤をレセプタクル125内に暴露させる開口160が残される。] 図1A 図1B 図1C 図1D 図1E [0068] 次に、図1Eにおける矢印165が示すように、1つまたは複数の吸気口115を介して空気または他のガスが流れ込む。空気の流れは、薬物製剤をエアロゾル化させる。端部140を介してユーザが吸入する(その結果、図1Eの矢印170が表す空気流が生じる)と、エアロゾル化された薬物製剤がユーザの呼吸器へ送達される。あるバージョンでは、前記空気流165はユーザの吸入によって発生してもよい。別のバージョンでは、エアロゾル化する空気流165を発生させるために圧縮空気または他のガスが吸気口115内へ噴出されてもよい。] 図1E [0069] エアロゾル化装置100の効率および有効性を高めるために、穿刺部材135は、前端153と、後端154と、これらの間の平面的な中間部分155(図2に示されている)とを有する鋭利にされたチップ152を備えてもよい。前端153は、カプセル125の壁を切断する際に有効な切断ポイントまたは切断エッジを形成するように成形される。このような形状は、1つまたは複数の実施形態において、部材135の丸い断面を介する角度付けされたスライスにより形成される楕円形状または部分的楕円体形状を備える。1つまたは複数の実施形態において、後端154は非切断面を有するように成形される。例えば、あるバージョンにおいて、後端154は、図2Aに示すように滑らかな輪郭を有するように研磨されてもよい。図2Aから図2Dまでは、本発明の穿刺部材135の一実施形態を用いるカプセル穿刺プロセスを示す。穿刺部材135が図2Aに示す位置から図2Bに示す位置へと前進するにつれて、前端153上の切断チップはカプセルの壁175をカットする。穿刺部材135により継続される前進は、図2Cに示すように、壁材料のフラップ176をカプセル125の内部へ押し込む。後端154の非切断的輪郭に起因して、フラップ176の初期の切断部分とは反対側の部分177は切断されずに曲げられて塑性的に変形され、穿刺部材135が引き戻されると図2Dに示すように開口160が残る。] 図2A 図2B 図2C 図2D [0070] 図3A〜図3Eは、米国特許第4,069,819号および米国特許第4,995,385号により完全に記述されているような、チャンバ110を伴うエアロゾル化装置の一例を示す。前記特許の双方は、本参照によりその全体が開示に含まれる。このような装置では、チャンバ110は概して吸入方向に存する長手軸を含み、レセプタクル125は、レセプタクルの長手軸がチャンバ110の長手軸に対して平行であってもよいようにチャンバ110内へ長手方向に挿入可能である。図3Aから図3Eまでのバージョンでは、チャンバ110は、薬物製剤を包含するレセプタクル125をレセプタクルがチャンバ110内で移動できるようにして受け入れるようなサイズにされる。図3Aから図3Eまでのバージョンにおいてレセプタクル125の後部における複数の開口160は、本体205内部に滑動可能式に配置される開放メカニズム130によって生成される。] 図3A 図3B 図3C 図3D 図3E [0071] 吸気口115は、複数の正接的に配向されるスロット220を備えてもよい。ユーザがエンドピース210を介して吸入する(図1Eの矢印170)と、図3Eにおいて矢印225が示すように正接的なスロット220を介して外気が流入する。この空気流225は、チャンバ110内に旋回する空気流を生み出す。この旋回する空気流はレセプタクル125を(1つまたは複数の排気口120を組み込んでいる)仕切り215に接触させ、かつ次にはチャンバ110内で、薬物製剤がレセプタクル125を出て旋回する空気流内に取り込まれた状態にされるようにして移動させる。1つまたは複数のバージョンでは、仕切り215はドーム形状または半球状である。1つまたは複数のバージョンでは、レセプタクル125はチャンバ110内で、カプセルであってもよいレセプタクルの長手軸がチャンバの長手軸から80度未満の角度に、好適には45度未満の角度に留まるようにして回転してもよい。チャンバ110内でのレセプタクル125の動作は、チャンバ110の幅がレセプタクル125の長さに満たないことによって生じてもよい。ある特定のバージョンでは、チャンバ110は、縁235で終わる先細りのセクション230を備える。チャンバ110内での旋回する空気による吸息性の流れの間、レセプタクル125の前端は仕切り215に接触してもよく、かつ仕切り215上にもたれ、レセプタクル125の側壁は縁235に接触しかつ縁235に沿って滑動しかつ/またはこれに沿って回転してもよい。カプセルであってもよいレセプタクル125のこの動作は、大量の薬物製剤をレセプタクル125の後部における複数の開口160を介して押し出す際に特に効果的である。] 図1E 図3E [0072] 図3Aにその静止位置で示されている開放メカニズム130は、その前端245で開放部材135へ取り付けられるプランジャ240を備える。図示されたバージョンでは、プランジャ240は、このバージョンで示された2つのチップ等の複数のチップ152を有するU字形のステープル250を備える穿刺部材である。開放メカニズム130はさらに、プランジャ240および/または開放部材135に接触しかつプランジャ240および開放部材135と相対的に滑動可能である座部材(アライメントガイドと呼ばれることもある)255を備える。レセプタクル125内に開口160を生成するために、ユーザは、図3Bに示すように、プランジャ240の端をユーザの指または親指で押すこと等によってプランジャ240へ力150を加える。プランジャは、力150によって本体205内を滑動する。プランジャ240と座部材255の後部セクション260との僅かな摩擦接触は、図3Bに示すように、座部材255を、座部材255の前側の座面265がレセプタクル125に接触するまで本体205内でも滑動させる。概してレセプタクル125の隣接する形状(弓形等)に合うように成形されてもよい前側の座面265は、レセプタクル125を座部材255と、同じく概してレセプタクル125の形状に合うように成形されてもよい仕切り215との間に固定する。力150を加え続けると、プランジャ240および開放部材135は、図3Cに示すように座部材255と相対的に滑動し、開放部材135が前側の座面265内の開口270を介してレセプタクル125へと前進して、先に論じたように開口160が生成される。力150が解除されると、ばね275または他のバイアス部材が開放メカニズム130をそのもとの静止位置へ推進する。例えば、ばね275は本体205内のショルダ280に接触し、プランジャ240上のフランジ285を本体205内のリム290へ向かって押してもよい。また、プランジャ240と座部材255との間の摩擦係合は、座部材255をその引き戻された位置へも戻す。] 図3A 図3B 図3C [0073] 本発明のエアロゾル化装置100の1つまたは複数の実施形態において、カプセル125内の薬物製剤は、エアロゾル化できるように周囲空気に暴露される。図3Aから図3Eまでのバージョンでは、穿刺メカニズム130は、穿刺メカニズム130へ力150を加えることによってチャンバ110内を前進する。当初、座部材255および穿刺部材135はユニットとして図3Bに示す位置まで前進する。この位置において、弓形であるカプセル下端等のレセプタクルの壁に概して一致するような大きさにされかつ構成される座面265はカプセル125に接触し、かつカプセル125をチャンバ110内の中心に置くだけでなく、これをカプセル125の長手軸がデバイスの中心線に対して平行になるように位置合わせすべく作用する。これは、カプセル125を正しい穿刺のために位置合わせする働きをし、よって内容物の最適なエアロゾル化を保証する。力150が継続されるにつれて、穿刺部材135はカプセル125の壁内へと前進する。次に、穿刺メカニズム130は図3Aに示す位置へ引き戻され、カプセル125の壁を介して1つまたは複数の開口160が残ってカプセル125内の薬物製剤が暴露される。] 図3A 図3B 図3E [0074] カプセル125内の開口160の適正な生成は、エアロゾル化された薬物製剤のユーザへの効率的かつ効果的な送達を可能にする。これに対して、開口160の不適正な生成は、薬剤のユーザへの送達を非効率的にしかつその効果を下げる可能性がある。従って、適正に設計された鋭利なチップ152は、カプセル内における一貫した開口の生成を促進することができる。また、鋭利なチップ等のチップ152は、カプセル125の壁の開口160を生成するために取り外される部分がカプセル125から切り取られ、かつこれにより1つまたは複数の遊離した破片になるという結果にしないものであることが重要である。これらの破片は、ユーザによって吸入される場合があり、不快の原因となる可能性がある。] [0075] 後端154が非切断性である鋭利なチップ152を有する穿刺部材135は、多くの優位点を提供する。例えば、従来の穿刺部材は、後端における平面に沿って剪断または研磨されている丸線から製造される場合もあれば、鋭利なチップが後端に、ダイヤ形ワイヤを用いることにより形成される曲がった縁等の非直線の縁を含むような方法で製造される場合もある。再度図2を参照すると、これらの従来的な穿刺部材は、結果的にフラップ176を部分177で切断することがあり、これにより、フラップ176はレセプタクル125の壁175(弓形の端部分等)から放たれ、かつエアロゾル化され可能性がある。非切断性の後端154を設けることにより、遊離するフラップ176の数は大幅に低減され、かつ穿刺の一貫性は高まることになる。] [0076] 鋭利なチップ152の非切断性の後端154は、先に論じたように、後端154を研磨することによって、または鋭利なチップ152を別段に成形することによって準備されてもよい。非切断性の後端を有する鋭利なチップ152の例は、図4A、図4B、図4C、図4D、図4E、図4Fおよび図5−図9に示されている。図4Bのバージョンでは、U字形の穿刺部材250の反対端に2つのチップが設けられている。図4Cおよび図4Dのバージョンでは、鋭利なチップ152は、穿刺部材135内に平坦なカットまたは粉砕を行なうことによって準備される。このバージョンにおいて、カットは、後端154が絶対にカプセル125と接触しない十分な長さおよび/または角度である。従って、前端153および平坦な中間部分155はカプセルに接触し、かつカプセルは後端154による接触からの潜在的有害作用を受けない。エアロゾル化装置の幾つかのバージョンでは、図4Aおよび図4Bの穿刺部材の前進が後端154へのカプセルの暴露を防止するために制限される。] 図4A 図4B 図4C 図4D 図4E 図4F 図5 図9 [0077] 図5、図6または図7の1つまたは複数のバージョンでは、平坦な切断チップを有する従来型の丸線が後端154を切り落とすべくさらに加工され、これにより、後端の切断部分は除去されて、真っ直ぐな縁183で終わる平坦な表面182が生じる。これにより、図5、図6および図7に示すように、ほぼD字形の鋭利なチップ152がもたらされる。真っ直ぐな縁183で終わる平坦な表面182は、従来の穿刺部材の丸い、または尖った縁よりも、遊離フラップ176の数が減り、穿刺部材がカプセル内に捕捉される可能性が減り、かつ従来の縁は装置内の接触面からプラスチック削り屑を出すことが多いがエアロゾル化装置100上の摩耗および引裂が減ることにおいて有利である。図7のバージョンは図6のバージョンに類似するものであるが、カプセルの壁175を介するチップの前進を容易にするために、前端153に1つまたは複数の小面185が設けられている。図8および図9のバージョンでは、鋭利なチップ152はほぼ三角形状190に形成されている。三角形状190により生じる平坦な表面182および真っ直ぐな縁183は、D字形のチップから生じる平坦な表面182および真っ直ぐな縁182とほとんど同様に有利である。] 図5 図6 図7 図8 図9 [0078] 図10および図11に示すように、本発明によるエアロゾル化システムの1つまたは複数の実施形態では吸気口シールド部材370が設けられていて、前記シールド部材370は、1つまたは複数の吸気口115を少なくとも部分的に覆うカバー部分375を備える。シールド部材370は、吸気口115のうちの少なくとも1つが使用中にユーザの指または手によって塞がれるのを防止することにより空気流の閉塞を防止する。従って、ユーザがうっかりと吸気口115の部位で装置を把持しても、ユーザは1つまたは複数の吸気口115ではなくシールド部材370を把持し、空気はなおチャンバ110内へ流れ込む。WO 2004/091705により十分に記述されているように、シールド部材370およびカバー部分375は、空気流165がシールド部材370の領域内でより蛇行する経路を辿れるようなサイズにされかつ構成されてもよく、またはシールド部材370および/またはカバー部分375は、流れ抵抗が本装置を介して増大され、かつ全てまたは複数の吸気口のカバーが望ましいようなサイズにされかつ構成されてもよい。1つまたは複数のバージョンでは、シールド部材370は吸気口115の半分未満を覆い、ユーザの指の置き方に関わりなくデバイスを介して十分な空気流を生じさせる。「カバー」という用語は、半径方向または外向きの方向での重なり、または双方を含む。] 図10 図11 [0079] 図11は、シールド部材370を備えるエアロゾル化装置100の1つのバージョンを示す。このバージョンにおいて、エアロゾル化装置100のハウジング105は本体405と、取外し可能なエンドピース410とを備える。エンドピース410は、本体405およびエンドピース410が接合されているときに形成されるチャンバ110内へレセプタクル125を挿入するために、本体405から取り外されてもよい。] 図11 [0080] 開放の信頼性および/または反復可能性および/または形状完全性は、レセプタクル125の壁厚、壁厚の均一さおよび壁厚分布のうちの1つ以上に依存する可能性のあることがわかっている。本発明の1つまたは複数の実施形態において、レセプタクルは、約100ミクロンから240ミクロンまでの範囲内の均一な壁厚を有する。1つまたは複数の実施形態において、この壁厚の下限は100ミクロン、または105ミクロン、または110ミクロン、または115ミクロン、または120ミクロン、または125ミクロン、または130ミクロン、または135ミクロン、または140ミクロン、または145ミクロン、または150ミクロン、または155ミクロン、または160ミクロンである。1つまたは複数の実施形態において、この壁厚の上限は240ミクロン、または235ミクロン、または230ミクロン、または225ミクロン、または220ミクロン、または215ミクロン、または210ミクロン、または205ミクロン、または200ミクロン、または195ミクロン、または190ミクロン、または185ミクロン、または180ミクロン、または175ミクロン、または170ミクロン、または165ミクロン、または160ミクロン、または155ミクロン、または150ミクロン、または145ミクロン、または140ミクロン、または135ミクロン、または130ミクロン、または125ミクロン、または120ミクロンである。1つまたは複数の実施形態において、壁厚の範囲は、任意の下限が前記下限より大きい任意の上限と組み合わされてもよいことが規定されている。1つまたは複数の実施形態において、壁厚の範囲は、任意の上限が前記上限より小さい任意の下限と組み合わされてもよいことが規定されている。] [0081] 1つまたは複数の実施形態において、本明細書に開示された任意の数値は、サイズ範囲の中点と考えられてもよく、前記範囲は合計5ミクロン、6ミクロン、7ミクロン、8ミクロン、9ミクロン、10ミクロン、11ミクロン、12ミクロン、13ミクロン、14ミクロン、15ミクロン、16ミクロン、17ミクロン、18ミクロン、19ミクロン、20ミクロン、25ミクロン、30ミクロン、35ミクロンおよび40ミクロンを含む。中点の値は、別段の規定のない限り平均値である。] [0082] 1つまたは複数の実施形態において、壁厚は約130ミクロンから155ミクロンまでの範囲内である。] [0083] 1つまたは複数の実施形態においては、複数のカプセルが準備され、壁厚の分布は、少なくとも約99.7%が約100ミクロンから235ミクロンまでの範囲内である場合、および/または少なくとも約95%が約105ミクロンから約225ミクロンまでの範囲内である場合、および/または少なくとも約90%が約110ミクロンから約200ミクロンまでの範囲内である場合とが含まれる。] [0084] 本明細書で論じている厚さ範囲の各々は、レセプタクルの全表面に関連する場合もあれば、例えば図2の壁175といった、穿刺装置により穿孔または穿刺されることが望まれるカプセル表面のみに関連する場合もある。] [0085] 1つまたは複数の実施形態において、レセプタクルは1つのカプセルを含み、かつ穿刺されるべき表面は、例えば図1〜図3に示すように、曲がった端面または半球形の端面である。1つまたは複数の実施形態において、前記端面は次の数1により定義される。] [0086] 1つまたは複数の実施形態において、曲がった端面は本明細書に記述された壁厚範囲を含む。] [0087] 1つまたは複数の実施形態においては、本明細書において定義しているような均一な壁厚により、想定外の優位点が生じる。例えば、カプセルが凹んで付随的に粉末が減る、またカプセルが空にならなくなる、および/または粉末が分散するという事態は最小限に抑えられるか、または排除される。カプセルの穿刺はより確実かつ効率的になり、よって特別設計の切断エッジの必要性は最小限に抑えられるか、または排除される。従って、本発明のレセプタクルは、ポイント、テーパ、エッジおよびこれらの組合せ等の様々な切断エッジ設計または形状で高信頼的に使用されてもよい。1つまたは複数の実施形態において、カプセル等のレセプタクルの穿刺は、穿刺面が完全に滑らかでなく、かつ不完全部または不規則性がないわけではない場合であっても確実に達成される。1つまたは複数の実施形態において、カプセル等のレセプタクルの穿刺は、穿刺面が穿刺されるべき表面に完全に位置合わせされていない場合であっても確実に達成される。] [0088] 1つまたは複数の実施形態において、均一な壁サイズの範囲および分布は、確実で反復可能なカプセル穿刺に対する湿気の有害作用を低減させる。] [0089] 他のバージョンにおいて、エアロゾル化装置100は、図1Aから図1Eまで、および図3Aから図3Eまでに示されているものとは相違して構成されてもよい。例えば、チャンバ100は、米国特許第3,991,761号に記述されているように、レセプタクル125が吸入方向に直交するようにレセプタクル125を受け入れるべくサイズを決定されかつ成形されてもよい。同じく米国特許第3,991,761号に記述されているように、開放メカニズム130はレセプタクル125の両端に接触してもよい。別のバージョンにおいて、チャンバは、例えば米国特許第4,338,931号および米国特許第5,619,985号に記述されているように空気がレセプタクル125を介して流れるような方式でレセプタクル125を受け入れてもよい。別のバージョンにおいて、薬物製剤のエアロゾル化は、例えば米国特許第5,458,135号、米国特許第5,785,049号および米国特許第6,257,233号に記述されているように吸気口を介して流れる加圧ガスによって、またはPCT公開第WO 00/72904号公報および米国特許第4,114,615号に記述されているように推進剤によって達成されてもよい。上述の引例は全て、本参照によりその全体が開示に含まれる。] 図1A 図1E 図3A 図3E [0090] 本発明の1つまたは複数のバージョンにおいて、レセプタクル125はカプセル型のレセプタクルを含む。カプセルの形状、サイズおよび材料は、薬物製剤を包含しかつ薬物製剤を使用可能な状態で供給するために適切なものであってもよい。例えば、カプセルは、薬物製剤と不利に反応しない材料を含む壁175(図2A−図2Dに示されている)を備えてもよい。さらに、前記壁は、薬物製剤がエアロゾル化されることを可能にするためにカプセルを開放できるようにする材料を含んでもよい。あるバージョンでは、前記壁は、ゼラチン、アルキルまたはアルキルメチルセルロース等のセルロース系材料、ヒドロキシアルキルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、ポリエチレングリコール配合HPMC、ヒドロキシプロピルセルロース、寒天、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセテート、これらの共重合体およびこれらの組合せのうちの1つ以上を含む。或いは、または追加的に、カプセルの壁はポリ塩化ビニル(PVC)等のポリマ材料を含んでもよい。或いは、または追加的に、カプセルの壁はアルミニウム等の金属を含んでもよい。] 図2A 図2D [0091] 1つまたは複数のバージョンにおいて、カプセルは、例えば本参照によりその全体が開示に含まれる米国特許第4,247,066号に記述されているように、入れ子式に接合されるセクションを備えてもよい。カプセルの内部は適量の薬物製剤で満たされてもよく、カプセルのサイズは、所望される量の薬物製剤を十分に包含するように選択されてもよい。サイズの範囲は概してサイズ5からサイズ000であり、各々外径は約4.91mmから9.97mmまでの範囲、高さは約11.10mmから約26.14mmまでの範囲、体積は約0.13mlから約1.37mlまでの範囲である。以下、例示的なカプセルサイズと対応する体積を表1に示す。] [0092] 適切なカプセルは、例えば、ノースカロライナ州ホウィットセットおよび日本国奈良所在のクオリカプス(Qualicaps)社、および、サウスカロライナ州グリーンウッド所在のカプスゲル(Capsugel)社から市販されている。充填後は、米国特許第4,846,876号、米国特許第6,357,490号および2000年2月17日に公開されたPCT出願第WO 00/07572号に記述されているように、カプセル形状を形成しかつカプセル内部に粉末を包含するために下半分の部分の上に上半分の部分が置かれてもよい。これらの引例は全て、本参照によりその全体が開示に含まれる。] [0093] 1つまたは複数の実施形態において、本発明は、薬物製剤をエアロゾル化しかつこの薬物製剤をユーザの呼吸器および具体的にはユーザの肺へ送達するためのシステムおよび方法を提供する。薬物製剤は粉末状の薬剤、液状溶液または懸濁液およびこれらに類似するものを含んでもよく、かつ活性剤を含んでもよい。1つまたは複数の実施形態において、薬物製剤をエアロゾル化しかつこの薬物製剤を送達するためのシステムおよび方法は、本明細書に記述されているカプセル等のレセプタクルの1つまたは複数の実施形態を含む。] [0094] 本明細書に記述されている活性剤は、多くは有益な効果である何らかの薬理学的効果をもたらす作用物質、薬物、化合物、組成物またはこれらの混合体を含む。これには、食品、栄養補助食品、栄養素、薬物、ワクチン、ビタミンおよび他の有益な作用物質が含まれる。本明細書で使用しているように、これらの用語はさらに、患者の体内に局所的または全身的効果をもたらす任意の生理学的または薬理学的活性物質を含む。本明細書に記述されている薬物製剤内に組み込むための活性剤は、末梢神経、アドレナリン受容体、コリン作動性受容体、骨格筋、心臓血管系、平滑筋、血液循環系、シノプティック部位、神経効果器接合部、内分泌およびホルモン系、免疫系、生殖器系、骨格系、オータコイド系、消化器および排泄系、ヒスタミン系および中枢神経系に作用する薬物を非限定的に含む無機または有機化合物であってもよい。適切な活性剤は、例えば、睡眠薬および鎮静剤、精神賦活剤、精神安定剤、呼吸器官の薬、抗痙攣剤、筋肉弛緩剤、抗パーキンソン病薬(ドーパミン拮抗薬)、鎮痛剤、抗炎症剤、抗不安剤(不安緩解剤)、食欲抑制剤、抗片頭痛剤、筋収縮薬、抗感染薬(抗生物質、抗ウィルス薬、抗真菌剤、ワクチン)、抗関節炎薬、抗マラリア剤、制吐剤、抗てんかん薬、気管支拡張薬、サイトカイン、成長因子、抗がん剤、抗血栓剤、降圧剤、心臓血管薬、不整脈治療剤、酸化防止剤、抗喘息薬、避妊薬を含むホルモン剤、交感神経興奮剤、利尿薬、脂質調節剤、抗アンドロゲン剤、駆虫薬、抗凝血剤、新生物、抗新生物薬、血糖降下剤、栄養剤および栄養補強剤、成長サプリメント、腸炎治療薬、ワクチン、抗体、診断用薬および対照薬から選択されてもよい。活性剤は、吸入によって投与される場合、局部的または全身的に作用してもよい。] [0095] 活性剤は、小分子、ペプチド、ポリペプチド、蛋白質、多糖類、ステロイド、生理学的効果を引き出すことができる蛋白質、ヌクレオチド、オリゴヌクレオチド、ポリヌクレオチド、脂質、電解質およびこれらに類似するものを非限定的に含む幾つかの構造的分類の1つに該当してもよい。] [0096] 本発明における使用に適する活性剤の例には、カルシトニン、アンホテリシンB、エリスロポエチン(EPO)、因子VIII、因子IX、セレデース、セレザイム、シクロスポリン、顆粒球コロニ刺激因子(GCSF)、トロンボポエチン(TPO)、アルファ−1プロティナーゼ阻害剤、エルカトニン、顆粒球マクロファージコロニ刺激因子(GMCSF)、成長ホルモン、ヒト成長ホルモン(HGH)、成長ホルモン放出ホルモン(GHRH)、ヘパリン、低分子量ヘパリン(LMWH)、インターフェロンアルファ、インターフェロンベータ、インターフェロンガンマ、インターロイキン−1受容体、インターロイキン−2、インターロイキン−1受容体拮抗薬、インターロイキン−3、インターロイキン−4、インターロイキン−6、黄体形成ホルモン放出ホルモン(LHRH)、タクロリムス、インシュリン、プロインシュリン、インシュリン類似物(例えば、本参照によりその全体が開示に含まれる米国特許第5,922,675号に記述されているモノアシル化インシュリン)、アミリン、C−ペプチド、ソマトスタチン、オクトレオチドを含むソマトスタチン類似物、バソプレシン、卵胞刺激ホルモン(FSH)、インシュリン様成長因子(IGF)、インシュリントロピン、マクロファージコロニ刺激因子(M−CSF)、神経成長因子(NGF)、組織成長因子、ケラチノサイト成長因子(KGF)、グリア成長因子(GGF)、腫瘍壊死因子(TNF)、内皮成長因子、上皮小体ホルモン(PTH)、上皮小体ホルモン類似物、上皮小体ホルモンフラグメント、グルカゴン様ペプチド、サイモシンアルファ1、IIb/IIIa抑制剤、アルファ−1抗トリプシン、ホスホジエストラーゼ(PDE)化合物、VLA−4抑制剤、ビスフォスフォネート、呼吸器合胞体ウィルス抗体、嚢胞性線維性膜貫通調節因子(CFTR)遺伝子、デオキシリボヌクレアーゼ(Dnase)、殺菌性/透過亢進蛋白質(BPI)、抗CMV抗体、13−シスレチノール酸;エリスロマイシン、オレアンドマイシン、トロレアンドマイシン、ロキシスロマイシン、クラリスロマイシン、ダベルシン、アジスロマイシン、フルリスロマイシン、ジリスロマイシン、ジョサマイシン、スピロマイシン、ミデカマイシン、ロイコマイシン、ミオカマイシン、ロキタマイシン、アンダジスロマイシンおよびスウィノリドA等のマクロライド;シプロフロキサシン、オフロキサシン、レボフロキサシン、トロバフロキサシン、アラトロフロキサシン、モキシフロキサシン、ノルフロキサシン、エノキサシン、グレパフロキサシン、ガチフロキサシン、ロメフロキサシン、スパルフロキサシン、テマフロキサシン、ペフロキサシン、アミフロキサシン、フレロキサシン、トスフロキサシン、プルリフロキサシン、イルロキサシン、パズフロキサシン、クリナフロキサシンおよびシタフロキサシン等のフルオロキノン;ゲンタマイシン、ネチルマイシン、パラメシン、トブラマイシン、アミカシン、カナマイシン、ネオマイシンおよびストレプトマイシン、バンコマイシン、テイコプラミン、ランポラニン、ミデプラニン、コリスチン、ダプトマイシン、グラミシジン、コリスチメテート等のアミノグリコシド;ポリミキシンB、カプレオマイシン、バシトラシン、ペネム等のポリミキシン;ペニシリンG、ペニシリンVのようなペニシリナーゼ感受性の薬剤を含むペニシリン;メチシリン、オキサシリン、クロキサシリン、ジクロキサシリン、フロキサシリン、ナフシリンのようなペニシリナーゼ耐性の薬剤;アンピシリン、アモキシシリン、およびヘタシリン、シリンおよびガラムピシリンのようなグラム陰性微生物活性剤;カルベニシリン、チカルシリン、アズロシリン、メズロシリンおよびピペラシリンのような抗緑膿菌性ペニシリン;セフポドキシム、セフプロジル、セフトブテン、セフチゾキシム、セフトリアキソン、セファロチン、セファピリン、セファレキシン、セフラドリン、セフォキシチン、セファマンドール、セファゾリン、セファロリジン、セファクロール、セファドロキシル、セファログリシン、セフロキシム、セフォラニド、セフォタキシム、セファトリジン、セファセトリル、セフェピム、セフィキシム、セフォニシド、セフォペラゾン、セフォテタン、セフメタゾール、セフタジディム、ロラカルベフおよびマクソラクタムのようなセファロスポリン;アズトレオナムのようなモノバクタム、およびイミペネム、メロペネム、イセチオン酸ペンダミジン、硫酸アルブテロール、リドカイン、硫酸メタプロテレノール、ベクロメタゾンジプレピオネート、トリアムシノロンアセトアミド、ブデソニドアセトニド、フルチカゾン、臭化イプラトロピウム、フルニソリド、クロモリンナトリウム、酒石酸エルゴタミン等のカルバペネム、および適用可能であれば、これまでに述べたものの類似物、作用薬、拮抗薬、抑制剤および製薬上容認できる塩類形式のうちの1つ以上が含まれるが、これらに限定されない。ペプチドおよび蛋白質に関して、本発明は、合成、天然、グリコシル化、非グリコシル化、ペグ化の各形態、およびこれらの生物学的に活性なフラグメントおよび類似物を包含することを意図している。] [0097] 本発明に使用するための活性剤はさらに、裸の核酸分子、ベクトル、関連ウィルス粒子、プラスミドDNAまたはRNA、siRNAのような核酸、または、細胞のトランスフェクションまたは変質に適するタイプの、即ちアンチセンスを含む遺伝子治療に適するタイプの他の核酸構造物を含む。さらに、活性剤は、ワクチンとしての使用に適する弱毒化ウィルスまたは不活化ウィルスを含んでもよい。他の有益な薬物には、フィジッシャンズ・デスク・リファレンス(Physician’s Desk Reference)(最新版)に記載されているものが含まれる。] [0098] 薬物製剤内の活性剤の量は、所望される結果を達成するために一回量で活性剤の治療効果が生じる量を送達するために必要な量となる。実際には、これは、特定の作用物質、その活性度、治療されるべき状態の重症度、患者の個体群、投与要件および所望される治療効果に依存して大きく変わる。組成は、概して重量で約1%から約99%までの何れかの割合の活性剤を含み、典型的には重量で約2%から約95%まで、より典型的には重量で約5%から85%までの何れかの割合の活性剤を含み、かつ組成物に含有される添加剤の相対量にも依存する。本発明の組成物は、0.001mg/日から100mg/日までの用量、好適には0.01mg/日から75mg/日までの用量、より好適には0.10mg/日から50mg/日までの用量で送達される活性剤に特に有効である。本明細書に記述されている製剤へは2種類以上の活性剤が組み込まれてもよいこと、および「作用物質」という用語は決して2種類以上のこのような作用物質の使用を除外するものではないことは理解されるべきである。] [0099] 薬物製剤は、被験者に、かつ具体的には被験者の肺に重大な毒物学的悪影響を及ぼすことなく肺に取り込まれてもよい製薬的に許容し得る賦形剤または担体を含んでもよい。活性剤に加えて、薬物製剤は、任意選択として、経肺投与に適する1つまたは複数の医薬用賦形剤を含んでもよい。これらの賦形剤は、存在していれば、概して組成物内に重量パーセント約0.01%から約95%までの範囲内の量、好適には約0.5%から約80%まで、より好適には約1%から約60%までの重量で存在する。好適には、このような賦形剤は部分的に、例えばより効率的かつ再生可能な活性剤送達を提供すること、流動性および一様性等の粉末の取扱い特性を向上させること、および/または単位投与フォームの製造および充填を容易にすることによって、活性剤組成物の機能をさらに向上させる働きをする。具体的には、賦形剤物質は多くの場合、活性剤の物理的および化学的安定性をさらに高め、残留する水分含量を最小限に抑えて水分吸収を阻み、かつ、粒子サイズ、凝集度、しわ等の粒子表面特性、吸入の容易さおよび粒子の肺へのターゲティングを拡大するように機能することができる。また、製剤内の活性剤濃度を下げることが望まれる場合、1つまたは複数の賦形剤は増量剤として働くために提供されてもよい。] [0100] 本薬物製剤において有益である医薬用賦形剤および添加剤には、単体または組合せで存在してもよい、アミノ酸、ペプチド、蛋白質、非生体高分子、生体高分子、糖類等の炭水化物、アルジトール等の誘導体化された糖、アルドン酸、エステル化された糖および糖ポリマが含まれるが、これらに限定されない。適切な賦形剤は、本参照によりその全体が開示に含まれるWO 96/32096に規定されているものである。賦形剤は、約35℃を超える、好適には約40℃を超える、より好適には45℃を超える、最も好適には約55℃を超えるガラス転移温度(Tg)を有してもよい。] [0101] 例示的な蛋白質賦形剤には、ヒト血清アルブミン(HSA)等のアルブミン、遺伝子組換えヒトアルブミン(rHA)、ゼラチン、カゼイン、ヘモグロビンおよびこれらに類似するものが含まれる。緩衝能力においても機能する場合のある適切なアミノ酸(本発明のジロイシル−ペプチドを除く)には、アラニン、グリシン、アルギニン、ベタイン、ヒスチジン、グルタミン酸、アスパラギン酸、システイン、リジン、ロイシン、イソロイシン、バリン、メチオニン、フェニルアラニン、アスパルテーム、チロシン、トリプトファンおよびこれらに類似するものが含まれる。好適なものは、分散剤として機能するアミノ酸およびポリペプチドである。この範疇に属するアミノ酸には、ロイシン、バリン、イソロイシン、トリプトファン、アラニン、メチオニン、フェニルアラニン、チロシン、ヒスチジンおよびプロリン等の疎水性アミノ酸が含まれる。分散性を向上させるペプチド賦形剤には、先に述べたもの等の1つまたは複数の疎水性アミノ酸成分を含む二量体、三量体、四量体および五量体が含まれる。] [0102] 本発明における使用に適する炭水化物賦形剤には、例えば、フルクトース、マルトース、ガラクトース、グルコース、D−マンノース、ソルボースおよびこれらに類似するもの等の単糖類と、ラクトース、スクロース、トレハロース、セロビオースおよびこれらに類似するもの等の二糖類と、ラフィノース、メレジトース、マルトデキストリン、デキストラン、澱粉およびこれらに類似するもの等の多糖類と、マンニトール、キシリトール、マルチトール、ラクチトール、キシリトールソルビトール(グルシトール)、ピラノシルソルビトール、ミオイノシトールおよびこれらに類似するもの等のアルジトール類とが含まれる。] [0103] また薬物製剤には、典型的には有機酸または有機塩基から製造される塩である緩衝剤またはpH調整剤も含まれてもよい。代表的な緩衝剤には、クエン酸、アスコルビン酸、グルコン酸、炭酸、酒石酸、コハク酸、酢酸またはフタル酸の各有機酸塩、トリス緩衝剤、塩酸トロメタミン緩衝剤またはリン酸緩衝剤が含まれる。] [0104] また薬物製剤には、例えばポリビニルピロリドンである高分子賦形剤/添加剤と、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースおよびヒドロキシプロピルメチルセルロース等の誘導体化セルロースと、フィコール(高分子糖)と、ヒドロキシエチルスターチと、デキストレート類(例えば、2−ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリンおよびスルホブチルエーテル−β−シクロデキストリン等のシクロデキストリン)と、ポリエチレングリコールと、ペクチンも含まれてもよい。] [0105] 薬物製剤にはさらに、香料添加剤、味覚マスキング剤、無機塩(例えば、塩化ナトリウム)、抗菌剤(例えば、塩化ベンザルコニウム)、甘味料、抗酸化剤、静電防止剤、界面活性剤(例えば、「TWEEN20」および「TWEEN80」等のポリソルベート)、ソルビタンエステル、脂質(例えば、レシチンおよび他のホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン等のリン脂質)、脂肪酸および脂肪エステル、ステロイド(例えば、コレステロール)およびキレート剤(例えば、EDTA、亜鉛および他のこのような適切な陽イオン)が含まれてもよい。本発明に従った組成物への使用に適する他の医薬用賦形剤および/または添加剤は、「レミントン(Remington)著:薬学の科学と実践」第19版、ウィリアムズ・アンド・ウィリアムズ(Williams & Williams)(1995年)および「フィジッシャンズ・デスク・リファレンス(Physician’s Desk Reference)」第52版、メディカル・エコノミクス(Medical Economics)、ニュージャージー州モントベール(1998年)に列挙されている。前記引例は共に、本参照によりその全体が引例に含まれる。] [0106] 「質量中央径」または「MMD」は平均粒子サイズの測度であるが、これは、本発明の粉末が概して多分散である(即ち、幅広い粒子サイズより成る)ことに起因する。本明細書に報告しているMMD値は遠心沈降分離法により決定されるが、平均粒子サイズの決定には一般に採用される任意数の技術を使用することができる。「空気力学的質量中央径」または「MMAD」は、分散された粒子の空気力学的サイズの測度である。空気力学的径は、エアロゾル化された粉末をその沈降挙動に関連して記述するために用いられ、概して空気中で粒子と同じ沈降速度を有する単位密度球の直径である。空気力学的径は、粒子の形状、密度および物理的サイズを包含する。本明細書で使用しているように、MMADは、カスケードインパクションにより決定されるエアロゾル化された粉末の空気力学的粒子サイズ分布の中点またはメジアンを指す。] [0107] 1つまたは複数のバージョンにおいて、本発明において使用するための粉末製剤は、肺の肺胞内への侵入が許容されるように選択される粒子サイズを有する乾燥粉末を含む。1つまたは複数のバージョンにおいて、粉末サイズは約20μm(ミクロン)質量中央径(MMD)未満であって、約10μm未満、約8μm未満、約5μm未満または約3μm未満等である。1つまたは複数のバージョンにおいて、粒子サイズは直径(MMD)約0.1μmから12μmまで、または直径(MMD)約1μmから8μmまでの範囲内である。1つまたは複数のバージョンにおいて、これらの粉末の用量送達効率(DDE)は約30%を超えるものであってもよく、または、約40%を超えるもの、または約50%を超えるもの、または約60%を超えるもの、または約70%を超えるもの、または約80%を超えるものであってもよい。] [0108] 1つまたは複数のバージョンにおいて、空気力学的粉末サイズは約8μm(ミクロン)空気力学的質量中央径(MMAD)未満であり、または約5μm未満であり、または約3μm未満であり、または約1μm未満である。1つまたは複数のバージョンにおいて、エアロゾル粒子サイズ分布は約0.3μm〜8μm空気力学的質量中央径(MMAD)であって、約0.5μm〜5μmMMAD、または約1μm〜4μmMMAD、または約1.5μm〜3μmMMAD等である。これらの乾燥粉末は重量で約10%に満たない、通常は約5%重量に満たない、かつ好適には約3%重量に満たない水分含有を有する。このような粉末は、WO 95/24183、WO 96/32149、WO 99/16419およびWO 99/16422に記述されている。これらの引例は全て、本参照によりその全体が開示に含まれる。] [0109] 本発明をその所定の好適なバージョンに関連してかなり詳細に説明してきたが、他のバージョンも可能であり、よって、本明細書を読みかつ図面を検討すれば、当業者には説明されているバージョンの変更、置換および同等物が明らかとなるであろう。例えば、共働する構成要素は逆転されてもよく、または追加されたり、或いは、より少ない数で提供されたりしてもよい。また、本明細書に記載したバージョンの様々な特徴は、本発明の追加的なバージョンを提供するために様々に組み合わされることが可能である。さらに、所定の用語法は明確な説明を目的として使用されているものであり、本発明を限定するためのものではない。従って、添付の請求の範囲は何れも本明細書に含まれる好適なバージョンの説明に限定されるべきではなく、本発明の真の精神および範囲に含まれる全ての変更、置換および同等物を包含すべきものである。]
权利要求:
請求項1 エアロゾル化システムであって、レセプタクルを受け入れるように適合化されたチャンバを有するハウジングを備えるエアロゾル化デバイスと、前記ハウジング内に存在しかつ穿刺部材を備える穿刺メカニズムであって、前記穿刺部材は、レセプタクル内に開口を生成するためにカプセルの壁を切断する際に有効な切断エッジを形成するように成形された前端を備える穿刺メカニズムと、吸入用薬物製剤を包含するレセプタクルであって、前記レセプタクルは約100ミクロンから約240ミクロンまでの範囲内のほぼ均一な厚さを含む壁を備えるレセプタクルと、を備え、これにより、前記レセプタクル内への開口は前記レセプタクルに穿刺力を加えることによって生成されてもよく、前記開口は、前記レセプタクルの内容物のほぼ全てがエアロゾル化エネルギーが加えられた時点で放出されるような十分な品質であるエアロゾル化システム。 請求項2 前記レセプタクルはカプセルを備える、請求項1記載のエアロゾル化システム。 請求項3 前記カプセルは約110ミクロンから180ミクロンまでの範囲内の壁厚を含む、請求項2記載のエアロゾル化システム。 請求項4 前記カプセルは約120ミクロンから160ミクロンまでの範囲内の壁厚を含む、請求項2記載のエアロゾル化システム。 請求項5 前記カプセルは約120ミクロンから160ミクロンまでの範囲内の壁厚と、約10ミクロンの壁の均一性とを含む、請求項4記載のエアロゾル化システム。 請求項6 前記壁厚は前記カプセルの周縁付近で均一である、請求項5記載のエアロゾル化システム。 請求項7 前記壁厚は前記カプセルの穿刺原位置付近で均一である、請求項5記載のエアロゾル化システム。 請求項8 前記カプセルの穿刺原位置は前記カプセルの半球部分を含む、請求項7記載のエアロゾル化システム。 請求項9 前記穿刺メカニズムは、前記レセプタクルまたは前記チャンバと相対的に移動可能な穿刺部材を備える、請求項1記載のシステム。 請求項10 前記レセプタクルは、ゼラチン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリエチレングリコール配合ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロースおよび寒天のうちの1つ以上を含む壁を備える、請求項1記載のシステム。 請求項11 前記レセプタクルは粉末薬物製剤を包含する、請求項10記載のシステム。 請求項12 前記粉末薬物製剤は、約20μm未満の質量中央径を有する粒子を含む、請求項11記載のシステム。 請求項13 前記粉末薬物製剤は、約10μm未満の空気力学的質量中央径を有する粒子を含む、請求項12記載のシステム。 請求項14 前記エアロゾル化デバイスは自己吸入型吸入器である、請求項13記載のシステム。 請求項15 エアロゾル化可能な製剤のためのレセプタクルであって、ゼラチン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリエチレングリコール配合ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロースおよび寒天のうちの1つ以上を含むカプセルを備え、カプセルの壁厚は、穿刺原位置の付近で約110ミクロンから180ミクロンまでの範囲内であり、前記カプセルは穿刺可能であって専ら患者の吸息努力によるその内部の製剤の逃げおよび分散を可能にするレセプタクル。 請求項16 前記カプセルは約10ミクロンの壁の均一性を含む、請求項15記載のカプセル。 請求項17 前記カプセルの壁厚は前記カプセルの周縁付近で均一である、請求項16記載のカプセル。 請求項18 エアロゾル化可能な薬物製剤を包含するための複数のセルロースカプセルであって、前記製剤は前記カプセルを穿刺することによって放出され、各カプセルはゼラチン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリエチレングリコール配合ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロースおよび寒天のうちの1つ以上を含みかつ約110ミクロンから180ミクロンまでの範囲内の均一な壁厚を含み、前記壁厚はカプセル間で約20ミクロンを超えて変化しないセルロースカプセル。 請求項19 キットであって、各々が約100ミクロンから235ミクロンまでの範囲内の均一な厚さを有する壁を備える複数のカプセルであって、各カプセルは、約10μm未満の空気力学的質量中央径を有する粒子を含むエアロゾル化可能な薬物製剤を包含する複数のカプセルと、1つまたは複数の吸気口を有するチャンバを画定するハウジングを備えるエアロゾル化装置であって、前記チャンバは前記カプセルを受け入れるようなサイズにされているエアロゾル化装置と、前記ハウジング内に存在しかつ穿刺部材を備える穿刺メカニズムであって、前記穿刺部材は、前記カプセル内に開口を生成するために前記カプセルの壁を切断する際に有効な切断エッジを形成するように成形された前端を備える穿刺メカニズムと、前記ハウジングに関連づけられる端部であって、前記端部は、ユーザが前記端部を介して吸入することにより前記カプセル内に生成された前記開口から前記カプセルを出たエアロゾル化された薬物製剤を吸入してもよいように、ユーザの口または鼻内に受け入れられるようなサイズにされかつ成形される端部とを備えるキット。 請求項20 薬物製剤をエアロゾル化する方法であって、チャンバを備えるエアロゾル化デバイスを設けるステップと、薬物製剤を包含するレセプタクルを設けるステップであって、前記レセプタクルは約100ミクロンから235ミクロンまでの範囲内の均一な厚さを有する壁を備えるステップと、前記レセプタクルへ穿刺力を加えて内部に1つまたは複数の開口を生成するステップと、前記チャンバ内で前記薬物製剤をエアロゾル化するステップとを含む方法。
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